小中学生のお子さんに接していると、

「勉強」と「遊び」は別だ、

という考えを持っているように感じることが多々あります。

 

もちろん、「目標」のために「遊び」を控えて、

「勉強」しなければいけない場面も出てきますが、

基本的には、タイトルに書いたように

 

「遊び」のなかに「勉強」できることがあるし、

「勉強」のなかに「遊び」の要素を見つけることができる、

 

と思っています。

 

これは、勉強の「内容」についても、

勉強の「やり方」についても、両方当てはまります。

 

「内容」について言えば…

例えば、バスケをやっていて、

Bリーグをよく観戦している生徒さんには、

「Bリーグのチームの本拠地の地名を、

最初に覚えたらいいじゃん」

とか、

「好きな選手の出身地や出身学校、経歴などを

地名と結びつけたらいいじゃん」

とか。

 

「やり方」について言えば…

この2ページの問題を、40分以内でできたら、

ご褒美のあめちゃんを、自分にあげる、

とか、

 

これらはほんの一例ですが、

「遊び」と「勉強」を結びつける方法は、

とてもたくさんあるのです。

 

 

たまたま、今週末に、

東京で研修がありまして、

15年ほど前に、都内の中学校で、

初めての「民間人校長」を務められた

藤原和博氏の講演がありますので、

このゴールデンウィーク中に、

藤原氏の著作を読んでいました。

 

『キミが勉強する理由』の目次は、

帯には、

と、まさに我が意を得たり、の内容でした。

 

「勉強」はある程度やらなければなりませんが、

順番通りにやらなければいけない、

ということはありません。

 

「ラク」に「楽しく」できるように、

自分なりに工夫して「習得」することも、

そのお子さんの「賢さ」なのです。

 

私自身、小中学生の頃は、

ホントに読書をしない子どもで、

国語が成績の足を思いっきり引っ張っていたのですが、

中学校の後半くらいから、さすがに、

「国語力を上げるためには、

読書しないと(成績が)頭打ちだ」

と思うようになりまして、

自分が興味を抱けるような本から読むようにしました。

 

当時、鉄道が趣味だったので、

西村京太郎さんの「トラベルミステリー」シリーズや、

TM NETWORKのファンだったので、

主題歌だった映画『ぼくらの七日間戦争』の原作である、

宗田理さんの「ぼくらの~」シリーズを

中学校後半から高校生にかけて読み漁りました。

 

そうしたら、不思議と、

本の中に出てくる漢字や言葉に興味を抱いて、

意味を調べるようになりましたから、

語彙力が格段に付いてきましたし、

結果的に読解力も付いてきて、

足を引っ張らない程度になっていきました。

 

国立大学を受験したので、

「国語」もセンター試験受験しました。

(配点が低いところにしましたけどね、笑)

 

今になってみると、

小学生時の「読書」の重要性は身に沁みてわかりますし、

読まないよりは、

どんな本であっても「読む」ことを継続すれば、

それなりに語彙力と読解力が付くことがわかっているので、

そういった「やり方」を生徒さんに教えることができます。

 

自分なりに考えて編み出した「知恵」なのです。

 

教科書どおりにやるのも「勉強」ですが、

「遊び」だと思っていることでも、

どこかで「教科書」に出てきたり、「勉強」したりします。

 

そういった「遊び」から得た「勉強」の知識は、

普通に教科書から学んだ知識より、

よく覚えているものなのです。

これも「勉強のコツ」です。

 

「勉強中に音楽を聴く」ことについても、

「BGMをかけるなら歌詞のないクラシック」

というのは、よく知られていることですが、

 

私は、

The Beatles(ビートルズ)の歌詞を

丸暗記するほど覚えたこともありました。

 

また、単純作業のような筆記場面が出てきたら、

ガンガンと歌詞のある音楽を聞きながら、

鼻歌を歌いながら(笑)やっていました。

 

ただ、数学の難問を解く時など、

本当に集中が必要な時は、

逆に邪魔だったので、

静かな環境(無音)でやっていました。

 

これも、「勉強中の音楽」のコツです。

 

こういったことは、

学校では教えられない、のです。

みんな趣味嗜好が違いますので。

 

そうやって「楽しく」「ラクに」できる方法を

自分で編み出していけるのが、

自分で「考える」力を養っていきますし、

長い人生を歩んでいくお子さんたちに

必要な能力になっていくのです。

 

言い方をかえると、

学んできた「知識」を

人生の「知恵」に変えることができる

 

それが大事になっていくのです。

 

これから

AI(人工知能)が猛威を奮う時代には

なおさら、です。

 

その第一歩ともいえるのが、

「遊び」のなかから「勉強」し、

「勉強」のなかで「遊び」を見つける

ことなのです。